【エバーテイル】広告詐欺かと疑ってた自分を反省したダークファンタジーRPG
JRPG好きのみんな、こんにちは!さおのゲーム部屋のさおりんです!
今回は『エバーテイル(Evertale)』を触ってみました。開発元はZigZaGame Inc.。SNSで「ストーリーが泣ける」と話題になっていたのと、海外フォーラムで「JRPGの良さを完璧に詰め込んだ作品だ」と絶賛されているのを見かけて気になっていたタイトルです。正直「よくある広告詐欺ゲーかも」と半分疑っていたのですが、その考えは起動してすぐに吹き飛びました。ストーリー、バトルシステム、育成周りから最新の運営状況まで一通りまとめて紹介していきます。
オープニングから度肝を抜かれるダークファンタジー

まずはオープニングの第一印象から紹介します。
ゲームを起動すると、どこか切なく美しくも壮大なBGMが流れ、水彩画のような柔らかなグラフィックに包まれた幻想的なタイトル画面が出迎えてくれます。物語が始まるといきなり人が死ぬ展開になり、「これって本当にスマホゲーム?」と言葉を失うほどの衝撃でした。世界観はダークファンタジーで、主人公の立場や運命、周囲のキャラクターの生き様がしっかり描かれていて、序盤から没入感がすごいです。無料でダウンロードできるゲームにここまでの導入を用意してくるとは、正直予想していませんでした。よくある「かわいいだけのモンスター収集ゲーム」を想像していた分、そのギャップに驚かされました。
バトルシステムも本格的で、フィールドを自由に歩き回って野生モンスターにランダムエンカウントし、モンスターを捕まえる要素もあります。ターン制でスキルを使い分ける戦略的なバトルは、まさに王道RPGといった作りで、気づけば1時間夢中でプレイしていました。フィールド上でモンスターの姿が見えるタイプのエンカウントなので、避けたい強敵を回避しながら進めるという昔ながらのRPGらしい駆け引きも楽しめます。シンボルエンカウント方式は今どき珍しくなりつつあるので、懐かしさを感じるプレイヤーも多いのではないでしょうか。あえて今の時代にこの方式を選んだセンスにも好感が持てます。
捕まえる・育てる・愛着が湧く、モンスター育成の本格さ

続いて、キャラクターとモンスターの育成システムを紹介します。
物語が進むと仲間になるキャラクターがどんどん増えていきますが、サブキャラクターにもちゃんとバックストーリーが作り込まれているのがすごいところ。台詞もリアルで、誰かが傷つくと自分の心も痛くなるくらい感情移入できます。使い捨てのモブキャラクターがほとんどいない、という印象を受けるほど、一人ひとりの描写が丁寧でした。仲間が増えるたびに次はどんな過去を持っているのか気になって、つい会話イベントを全部見てしまいます。育成対象を絞り込む段階でも、性能だけでなくストーリーへの思い入れで選んでしまうことが多いです。
野生モンスターを捕まえて育てるシステムも本格的で、ポケモンのように投げて捕獲するのではなく、状態異常や体力を調整しながら慎重に捕まえないとすぐ逃げられてしまいます。だからこそ仲間にできたときの達成感は格別です。手持ちのキャラとの組み合わせや、スキル・タイムユニットの管理といった戦略的な編成も求められるようになり、進めるほど奥深さが増していきました。捕獲に失敗して目の前で逃げられたときの悔しさも、このシステムならではの緊張感だと思います。次こそは、と再挑戦する過程も含めてゲームの一部として楽しめる作りになっていました。狙ったモンスターを仲間にできたときの喜びは、育成の手間をかけた分だけ大きくなります。
無課金でも十分に遊べる設計

気になる無課金プレイの快適さについても紹介します。
物語が動き出すにつれてはっきり感じたのが、「無課金でも遊びごたえがある」ということ。ガチャで強力なキャラやモンスターを入手することはできますが、ストーリー本編は無料で手に入るキャラやモンスターでも十分に戦える設計になっています。むしろ育てた分だけ愛着が湧いて、ガチャ産よりも自前のパーティに愛を感じるくらいでした。フィールドで捕まえたモンスターだけでメインストーリーを最後まで攻略しているプレイヤーもいるようで、無課金プレイの選択肢の広さを感じます。ガチャに頼らなくても、工夫次第で十分に攻略できる余地が残されているのは好印象でした。時間をかけて集めたモンスターで難所を突破できたときの達成感は、課金では味わえない特別なものです。
バトルは章が進むごとに難易度が上がっていきますが、単純なレベル上げよりも敵の行動パターンを読んで編成を工夫することが重要になってきます。「このキャラのスリープ攻撃と、このモンスターの即死スキルが連携できるぞ」といった新たな発見がどんどんあるのも楽しいポイントです。強敵に当たって編成を練り直す時間も含めて、じっくり考えるタイプのRPGが好きな人には刺さる作りだと思います。壁にぶつかるたびに新しい組み合わせを試す過程そのものが、本作の醍醐味になっています。同じパーティでも相手によって勝ち方が変わってくるので、飽きずに何度も挑戦できました。
おすすめポイント3つ

ここまでの内容を踏まえて、おすすめポイントを3つに整理しました。
- ストーリーの完成度が桁違い:ダークで重厚な世界観と予測不能な展開で、まるで名作ファンタジー小説を読んでいるような気分になる。主人公の葛藤や仲間との絆の描写が丁寧で、大人のプレイヤーでも感情を揺さぶられる
- モンスター捕獲×戦略バトルの中毒性:「捕まえる→育てる→編成する→勝つ」という一連の流れにハマると抜け出せない。タイムユニット管理のターン制バトルは力押しが通じず、毎回頭を使う楽しさがある
- グラフィックと音楽のクオリティが据え置き機並み:PS Vitaや3DSの上位作品のような美麗なビジュアルと音楽で、オープニングムービーや戦闘中の演出もアニメ作品のようなクオリティ
この3つが揃っているRPGは意外と少なく、しかも基本無料で遊べてしまうのが本作の凄いところです。単に「無料の割によくできている」を超えて、有料の据え置きRPGと比べても引けを取らないクオリティだと感じました。値段を払ってでも遊びたいと思えるレベルの完成度が、無料で手に入るというのは驚きでした。基本無料のスマホゲーム全体で見ても、これほどの満足度を得られる作品はそう多くありません。
こんな人におすすめ

最後に、どんな人に向いているタイトルかをまとめておきます。
- 昔ながらの王道RPGが好きな人:フィールドを歩いて敵とエンカウントし、村人の話を聞いて物語を進めるスタイルは、スーファミやPS時代のRPGが好きだった人のノスタルジーに刺さる
- モンスターを捕まえて育てるのが好きな人:フィールド上のモンスターを捕獲して仲間として育てられるシステムは、ポケモンやドラクエモンスターズが好きな人にはドはまりするはず
- 戦略的なバトルが好きな人:ただのタップバトルではなく、スキルの順番やタイミング、状態異常の管理などターン制RPG×戦略バトルの絶妙なバランスが味わえる
- 泣けるストーリー・感動する物語を求めている人:シナリオが濃く意外と重たい展開もあり、登場人物の過去や葛藤、仲間との絆が丁寧に描かれている
- 無課金・微課金でもやり込みたい人:ソロRPG要素が強いためガチ課金勢との対戦で劣等感を感じることがなく、スタミナ制限も緩いのでじっくり進めたい人には嬉しい仕様
- 通信環境を気にせずRPGを楽しみたい人:第1章はオフラインで進行できるので、通信が不安定な環境でも物語に集中できる
実は評価がかなり高いタイトルだった
ここからは運営体制や実際の評価についても紹介していきます。
『エバーテイル』はGoogle Playだけで1,200万を超えるインストール数を記録していて、56万件を超えるレビューの平均評価は4.6と非常に高い水準です。ここまで評価が安定しているタイトルはそう多くなく、「広告詐欺かも」と疑っていた自分の第一印象を反省したくなる数字でした。開発元のZigZaGame Inc.は現在もアップデートを継続しており、直近ではSSRキャラクターの評価Tier表が更新されたほか、アニバーサリー関連のサマータイムSSR確定召喚といった施策も実施されています。
50万件を超えるレビューで4.6という評価は、単なる一時的な話題性ではなく、長期間にわたって多くのプレイヤーに支持され続けている証拠だと言えます。広告のイメージだけで判断せず、実際に触ってみる価値は十分にあると感じました。これだけ多くのレビューが集まっているのに評価が下がっていないのは、継続的なアップデートで満足度を保っている証拠でもあります。長く運営されているタイトルだからこそ生まれる安心感も、この数字から感じ取れました。
1章はオフライン、2章以降はオンラインという珍しい構成
本作ならではの珍しい仕組みについても紹介しておきます。
本作は「ドラゴンアイランド」の流れを汲むモンスター収集RPGと位置づけられていて、興味深いのは第1章がオフラインで、第2章以降からオンラインで進行するという構成になっている点です。序盤は通信環境を気にせずじっくりストーリーに集中できるので、まず物語の世界観に浸ってから本格的にオンライン要素を楽しみたい人にも向いている作りだと感じました。
通勤中の電波が不安定な場所や、Wi-Fi環境がない旅行先でも、序盤のストーリーだけならしっかり進められるのはありがたいポイントです。オンライン要素が解放される頃には、すでにキャラクターへの愛着もかなり湧いているはずなので、その先の展開もスムーズに楽しめると思います。この2段階構成は、他のスマホRPGではあまり見かけない工夫だと感じました。じっくり物語を楽しみたい層と、対人・協力要素も楽しみたい層、両方に配慮した設計だと思います。
課金要素について
課金要素としては、ガチャで強力なキャラクターやモンスターを狙えるほか、スタミナ回復や成長を早めるパックなども用意されています。ただし本編クリアには必須ではなく、ソロプレイ主体のRPGということもあって、他プレイヤーとの対人要素で課金力の差に悩まされる場面もほとんどありません。じっくり自分のペースで捕獲・育成を楽しみたい人にとっては、無課金でも十分に満足できる作りだと感じました。
対人要素が薄いぶん、「隣の人より強くならなきゃ」というプレッシャーを感じにくいのも本作の良いところです。自分のペースでモンスターを集め、育て、物語を進めていく、そんなマイペースなRPG体験を求めている人には特に向いていると思います。競争に疲れた人にこそ、一度触ってみてほしいタイプの作品です。マイペースに物語と向き合いたい人に、静かにおすすめしたい一本です。
さおの総括
『エバーテイル』は、ただのスマホRPGではなく、古き良き据え置きRPGのエッセンスを現代のスマホゲームに落とし込んだ作品だと感じました。涙腺を刺激するストーリー、戦略性の高いバトル、そして心を掴む仲間たち。数日プレイしただけでも、本気で遊ぶ価値のあるRPGだと確信できました。
「広告詐欺ゲーかも」と半分疑ってインストールした自分を、今は素直に反省しています。50万件を超えるレビューで4.6という評価は伊達ではなく、実際に触ってみれば納得できるクオリティでした。第一印象だけで判断せず、実際にプレイしてみることの大切さを改めて感じさせてくれた一本です。広告のイメージに惑わされていたら、出会えなかった名作だったかもしれません。
王道ファンタジーが好きな人、モンスター育成が好きな人、良質なストーリーを求めている人には、自信を持っておすすめできる一本です。オフラインで始められる気軽さも含めて、まずは第1章だけでも触ってみてほしいと思います。無料でここまでのRPG体験ができるのですから、損はさせないタイトルだと断言できます。ぜひ一度、自分の目で確かめてみてください。
